ものすごくゆっくりと、でも確実に
2014.05.16
直近の、またここ5年10年のどの国政選挙でも、自民党・公明党・民主党・日本維新の会・みんなの党・新党改革・生活の党に投票した人、結いの党成立に結果的に力を貸した人が、タイトルで謂う「あなた」である。逆から数えたほうが早い — 共産党・社民党に投票しなかった人がその「あなた」である。「え、ボク/アタシは?」という人も同じ — 投票棄権した人、泡沫政党に投票した人も結果的に自民党に投票したも同然なので、その「あなた」である。あなたはもう、5年後10年後20年後その後に、あなたの子や孫やその世代の若者に「わたしは何もしなかった、わたしはそんなものに賛成なんぞしたつもりはなかった」みたいな愚にもつかない卑怯な言い訳・しらばっくれ・言い逃れをしないでもらいたい。あなたは確実に大日本帝国の復活に投票したのだから。


漫画だ鼻血だとどうでもいい目くらましをあなたがギャースカ楽しんでる間に、国民投票法の改制案が衆院本会議で可決された。まあ、そういう楽しい目くらましがあろうとなかろうと、投票した後で「やっぱや〜めた、支持し〜ない」なんてことは言えないのだから、あなたはもう過去にそれにイエスを言ってるわけだ。そんなことはないなんて都合良く言う権利などあなたにはない。ちゃんと自覚してもらいたい、「わたしはイエスと言いました」と。そしてそれを恥ずかしげなく隠すことなくあなたの子や孫やその世代の若者にちゃんと言ってもらいたい。


「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」
たぶんあなたも大好きな言葉だろう。毎年夏になるとそういう映画やドラマやアニメを観て涙することを楽しんでいるのだろう。子や孫やその世代に情操教育とか平和教育とか何とか言いながら観せさえしているだろう。そしてその片方の手で大日本帝国の復活に投票している、と。まあ、10年20年後になって、あなたがイエスを言ったかどうかなんて誰にも分かりようがないわけだから、あなたはまたヌケヌケと言うのだろう、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませんから」と。


もうめんどいな。
いくら言ったって聴きゃあしない。「何が問題なの?『改正』するんだから良いことじゃない?」とか、タダでどこででも何十何百ページでも、目の前の箱で読めるのに、いつまで経っても読みもしない。30代40代50代60代70代80代になっても「ゆとり」よろしく何にも読まず仕舞い知らず仕舞い。しょうがないから過去エントリだけでも貼っとくか —「それをやりたい人々がいくらいようとも、手続き的な無理があるため改憲は不可能にして無益・無意味」 
基本中の基本なんだけど、まあ、いまさら遅いかな?


中には「愛読」してくれてる人もいように不義理っちゃ不義理だが、時にはこういうふうにガツンと逆説の挑発でもしとかないと、いつまで経っても他人事って連中がゴマンといるからねえ。ほなサイナラ(いや、やめないけどね)。









   

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも

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