ものすごくゆっくりと、でも確実に
2016.06.28
来たる2016年7月10日投開票の参院選まで間がないため、今回は取り急ぎ、僅少ながらの例にとどまるが、タイトルにした「自民党と変わらぬ人々」を「野党」「野党統一候補」の中から挙げておこう。
私はこうした絵図にいつもウンザリしているが、反面それを、「リベラルという名のファシスト勢力」や「右も左も中も関係なく存在するファシズム」の存在の分かりやすい証左だとも思っている。
根本的には "改憲勢力に2/3の議席を獲らすな" という1点で繋がっての「共闘」も、まあそれ自体には反対はせんよ、って立場に立たない/立てないわけではない私だが、だからといってオカルティストや選挙ゴロや他者権利侵害者をよしよしよしよしと認めてしまっていては、それこそ「安倍自民ファシズムと樋渡啓祐ファシズム、どっちを選ぶ?」「安倍自民ファシズムと津田大介ファシズム、どっちを選ぶ?」「安倍自民ファシズムとアーティスト集団熱狂ファシズム、どっちを選ぶ?」「安倍自民ファシズムとインテリ冷笑傍観者ファシズム、どっちを選ぶ?」等々、等々の、二者択一のファシズム一択参政行為しか国民/住民には残されていない、ってな暴虐と痴呆化の状況が避けられまい。


ひとりひとり、ひとつひとつの候補者/イシューは、追い討ちよろしくまた別宅 『洗足池図書館の想いで』でみっちりねっちり採りあげることにして、ここでは簡便に私の知る「トンデモ共闘」「トンデモ協力態勢」の例を素早く挙げてみよう。
幸運にも私の住居地では、そういう「トンデモ協力態勢」の絡む、苦虫を噛み潰して歯を食いしばって嫌々ながらの「戦略的投票」を余儀なくされることはなかったが、当該の石川県・東京都・佐賀県などではどれだけの住民/有権者がそうしなければならないかを思うと他人事ながらはらわたが煮えくり返る想いだ。
チンピラ能無しにはチンピラ能無しの報いがある。
"改憲2/3" 云々がもし無事阻止と相成った暁には、落選候補はもちろん、当選した候補にも相応の煮え湯を飲んでもらおう — 彼/彼女らとその熱狂ファンたちには、輝かしいヒーロー道を歩む権利・資格など端からないのだから。
それをやるのは「気付いた」あなたひとりひとりである — たとえやむなく投票したあなたであってもトンデモを失墜させる権利まで手放したわけではないのだから。



石川県選挙区では、ここで採りあげる3つの内で最も全国的にも有名になっている問題 — 野党連合の統一候補がカルト宗教団体の元幹部であり、民進・共産・社民の各党は認めた上でそれをOKとしている、という問題がある。
ここでは住民/有権者は、たとえ「リベラル」「常識人」「自由主義者」を自認する人でも
・自民党の、幸福実現党の、無所属の候補に投票するか
・問題のある、そしてその問題アリが大きく確定されている野党統一候補の柴田未来/しばた未来氏に投票するか
を、納得いかなくとも選ぶしかない。
この統一候補に投票しないとしたら(どの手を採ろうが)実質的に自民候補の当選に手を貸すことになるのだから、民進・共産・社民は「自民系オカルティック国家主義ファシズムか、それともこっちの庶民的オカルティック互助ファシズムか、どちらかを選べ」と住民/有権者に強制したに等しい。
そんな候補を提示するくらいだったらずっとマシでずっとマトモな候補を他に1人2人と言わず、5人でも10人でもどの方面からでも見つけてこれように。
「他者の権利を侵害してもよい、不幸な民は偽装してでもすんばらしい宗教に勧誘して救ってあげれば『それまでの権利の侵害』は権利の侵害ですらない」というのであれば、それは安倍自民ファシズムや樋渡啓祐ファシズムと何ら変わるところはない。
安倍自民を信じて破滅するのも浄土真宗親鸞会を信じて破滅するのも破滅は破滅、ちがいはない、どちらかの「好みの破滅」を選べというのであれば、そもそも投票を呼びかける意味も資格も失くす。
ある自由 — 信じたくもなく関心もない宗教を信じさせられない自由を蔑ろにしていいと考える個人・団体・勢力なら、いつでも他の自由を蔑ろにするであろう。
自民党だけが自由を蔑ろにする勢力だというわけではないのだから。
(既に遅しの感はあれども、石川県選挙区のあなたなら、柴田未来/しばた未来氏と擁立陣営とカルト疑惑・非難にまつわる混みいったアレコレを、今からでも読み調べ、絶えざる追求の具とすることはできる)


6議席を31候補で争う東京都選挙区では、玉石混淆と言うに相応しい候補の乱立っぷりだが、「なんちゃってリベラル」「気分だけのリベラル」「自由の意味を考えないリベラル」の迷走により、妥当で堅い筈の「野党側」候補が落ち、自民・公明・維新・泡沫復古トンデモ側の、したがって改憲勢力側の候補が当選する危険がいや増すという問題がある。
その中でも私の「お気に入り」、つまりなんちゃってリベラル/トンデモの反自由主義者の候補は、社民党公認候補:増山麗奈/増山れな氏と無所属候補:三宅洋平氏である。
増山麗奈 - Wikipedia
三宅洋平 - Wikipedia

増山麗奈/増山れな氏に関してなら
「パフォーマンス集団『桃色ゲリラ』」
「2004年12月26日 府中市美術館」
等のクエリで適宜検索を行ってみれば、到底政治家にしてよい人物ではないということが即座に判る。
府中市美術館のその会場にはこどもも居て、そしてそのこどもたちや保護者たちは増山氏の猥褻なパフォーマンスを明示的に自覚的に同意した上で観ていたわけではないのである。
増山麗奈氏は「見せられたくないものを見せられない自由」という他者の自由・権利を理解できない1点だけにおいても絶対に政治家に向いていないことは明らかだ。
お偉いおゲージュツ家さまの言うことをありがたく拝聴していれば愚劣な一般庶民も幸福になれる、というのであれば、ナチス・ドイツや安倍晋三氏や樋渡啓祐氏の言を根拠に「これこれの理由で幸福になれる」というトンデモな論を張るのと変わりない。
社民党というなんちゃってリベラル、なんちゃって日和見社会主義政党は、新自由主義だろうが何だろうが生き残りのためには誰とだって組むという滅びゆく弱小政党であるため、またぞろ変ななんちゃって候補を探し出してきた、というのが妥当な見方だろう。    ※1

三宅洋平氏に関しては
疑惑とトンデモの総合商社であり、まともな人なら調べれば遅くとも5分以内には笑殺、という候補である。
地震兵器陰謀論・EM菌&ホメオパシー推奨・内海聡医師の差別発言擁護・ユダヤ陰謀論・一億万耕論...
さまざまなクエリで検索し始めた途端に、あなたは笑い転げ怒り狂い、この人物を投票候補から外すだろう。
氏の武器は畢竟「熱狂」ひとつにあり、「政治に興味なんかなかったボクチン・アタチでも三宅さんの言葉なら共感できますぅっ!」というパッションとファッショにのみ依拠している。
ナチス・ドイツも大日本帝国もそうしたあきれたパッションとファッショに基づいていたのであり、それを支持する層というのは安倍自民政権にとっては願ったり叶ったりの飛んで火に入る夏の虫・絶好のカモであろう — 三宅氏が「野党側」の票割れを目指して起用された自民党側の刺客だとしてもまったく不思議はない。
座間宮ガレイ氏のような選挙ゴロ、てんつくマン(軌保博光)氏のようなネットワーク・ビジネス/感動ポルノ詐欺商法の輩の応援を喜び勇んで受け入れているところからもお里が知れるというものだ。    ※2


石川県と並んで、反自民側の有権者には悲劇的で屈辱的ではあろうが、「害」は少なかろうという佐賀県では、民進党元職の中村哲治/てつじ氏が、実質唯一の投票対象となる。
自民本家の福岡資麿氏、自民別働隊に過ぎない幸福実現党の中島徹氏、と3候補のみなのだから当然だが
民主党 → 国民の生活が第一 → 日本未来の党 → 生活の党 → 無所属 → 民進党
と渡り歩き、あげくには座間宮ガレイ氏の信奉者・同志となってでも政治家であり続けたいという「政治屋」そのものなのだから、自民に入れても自民に入れなくても同じ、という徒労感を佐賀県の反安倍自民有権者は味わうだろう。
@NakamuraTetsuji のツイッター・タイムラインでは、5月14日〜6月4日に中村氏が座間宮ガレイ氏のツイートを多数リツイートしているのが(事後、本人により削除されなければ)確認できる。
衆議・参議を含めて15年以上の経験のある「政治家」も、チンピラの応援だってありがたく受け取るほど世評と支持に飢えているという証左だろう。



「自民党に投票してはならない」「改憲勢力にチカラを渡してはいけない」と語り続けている私であっても、ツイッターをやっているだけでこれほどの「野党」のトンデモ候補に行き当たる。
欲得・承認欲求・選民/差別/排他意識・トンデモという点では、多くの自民党所属者・支持者とおっつかっつな人々なのであり、それが許されているのは他ならぬわれわれ有権者が許しているからこそなのだ。


※1
福岡県の元田川市議/現福岡県議:佐々木允氏 @sasakimakoto が、佐賀県知事選時前後に一貫してあの樋渡啓祐氏を賞讃し、理想的な政治家と祭り上げていたのも有名な話である。
脱けたり戻ったり(?)隠したりを探るのも徒労だが、佐々木允氏は社民党の所属/公認/推薦の議員/候補であり続けている。

※2
軌保博光 - Wikipedia








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Author:demosthenesZ
第一にリバタリアン、ある意味リベラル、ある意味左寄り。
全体主義と衆愚政治がいちばん嫌いだから、です。
twitterでも@demosthenesZ

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