ものすごくゆっくりと、でも確実に

私の嫌いな市議、平野和之氏の栄光と没落 — リバタリアニズムの事例研究#1.5

2015.05.28

前エントリ「#1」の続きで —
今回は「嫌いな市議」の内から絞りに絞った結果、神奈川県横浜市の元市議:平野和之/かずゆき氏を採りあげよう。
2011年04月10日の横浜市議選で、今は亡きみんなの党から立候補し、神奈川区(定数5人)でトップ当選。 
党なき後は「みんなの横浜」会派の1人として「横浜ひらの」なる自称を好んで使っていた、私にとっては「よう分からん変なツイッター・ユーザ」程度に過ぎない見知らぬ市議の1人であった。
先の2015年4月12日の市議選で落選、現在は元の「経済評論家」であるという — 「平野和之」というクエリでグーグル検索すると1発で出てくる1975年12月29日生まれの経済評論家が、同姓同名の別人ではないご当人である。


私がこの市議とツイッター上で「知り合った」きっかけがちょっと面白いのだが、2015年1月11日の佐賀県知事選で樋渡啓祐候補が歴史的惨敗を遂げた後、向こうから私をフォローしてきたのだった。
2015/01/13、私はツイッターで軽い突っつきを示すべく以下のようにツイートしている —
"そういえば「横浜 ひらの」と名乗り横浜市議であることもプロフに示さないおかしなツイッター・アカウント、平野和之氏 @yokohamahirano は、どういうわけか佐賀県知事選後に私をフォローしてきたのだが、もし彼が樋渡啓祐氏に「疑念」が湧いてきて情報収集、のつもりなら割と及第点"
彼の心算の内には「このdemosthenesZとかいうのは『敵』だな、動きを監視、情報収集しておかねば」みたいなものがあったのかもしれないが「キジも鳴かずば撃たれまい」よろしく、わざわざ私の射程範囲に入ってきてしまったわけである。


もちろん、そこらへんのどこにでも何百人でもいる自称経済評論家ののぼせ上がり程度の政治的ヴィジョンしかない平野市議に、佐賀県知事選落選者:樋渡啓祐氏に対する疑念など生じていようもなく、また度々過去に樋渡氏および武雄市図書館を褒め称えるツイートやブログ記事を発信していた履歴を隠しようもなく、新自由主義/武雄市政/樋渡啓祐主義と心中するかのように4月12日の横浜市議選で落選、政治家を引退する旨を表明なさったのであった。
残念ながら平野元市議の、ヒワタシズムが全開のアメーバ・ブログ『横浜市のブランド化を推進するブログ』は、「黒歴史クリーニング」よろしく削除済みであるが、ちょっとでもウェブの使い方を知る人なら、たとえば「ameblo.jp/yokohamahirano/」「佐賀県 武雄市 樋渡市長との連携」「平野かずゆき」などのクエリの複合での検索からそのキャッシュ/アーカイヴ・ページを読むことも可能である。
また現在は市井の「経済評論家」である氏に今になって興味が湧いてきたという横浜市民なら@marketinghiranoや@ayuhiranokazuyu(鍵付き)というツイッター・アカウントをフォローしてみるのも一興だろう。


さて、もう十分長くなっているが、ここまでは実は「概要」程度のものであり、ここからがミソの「リバタリアニズムの事例研究」、「リバタリアニスティックな人間ならたとえばこういうふうに物事を視る。それについてあなたはどう思い考えるだろうか」という部分となる。実際には少なからずリバタリアニスティックであるのに誤解/未理解からリバタリアニズムを敵視している人も、リバタリアニズムなんか関係なしにでも、私と同様の怒りと軽蔑を感じることと思う。


'15年4月末から5月初頭、ひょんなことから私は平野氏のアメーバ・ブログが(ご当人の手で)削除されているのを発見し、次のようにツイートした。
"そういえば「横浜ひらの」と素性を隠して亡きみんなの党の会派 「みんなの横浜」市議だった自称経済評論家:平野和之氏 @yokohamahiranoは、アメブロ http://t.co/06ReKY7O9s も消して公の大部分から遁走したが、HPなんかはまだあるんだろうね。" 2015/05/01

すると、元@yokohamahiranoから鍵付き名前変え@ayuhiranokazuyuとなっていた氏はツイッターの機能:「ダイレクト・メッセージ(他者には観えず1対1の『会話』が可能)」で以下のようなメッセージを送ってきた。
"お世話になります。ご指摘ありがとうございます。お話をお会いして聞いていきたいと思います。ちなみに世の中すべて評論家は自称かと笑、樋渡さんについても、です。みんなの横浜は、解凍のちの会派名ですし、国と地方では制度も違いますので、まあ、引退してますから関係ないですが"
"なるほど、そんなに考えているわけではなく、海外の地方のようにできればなあという最大公約数をしていたつもりでして、樋渡さんは、単純にただのミーハーと中身より打開しようという姿勢に敬意を払ったわけで、橋下さんもそうですが、今は、こうとざいで、冷静に見ています。"
"あとは、まあ、叩かれるのは有名の裏返しとは思いますが、最初から壁ができると相互の功と罪を認められなくなってもったいないとは思います。今までツイッターで厳しく言ってた人も合うと普通に会話はあいました、だから、ブロックはしないです。^_^ "

これは「信書の秘密」に関わるような秘密の暴露ではない。
私は彼に「私は信用できる人間だからこっそり内心を吐露してくれても大丈夫ですよ」みたいなことを言っていず、彼は彼の都合のみによって公開ツイートでなくダイレクト・メッセージをいわば「勝手に」送りつけてきたのだから。
そして読んでもらって分かるとおり、彼の文章は到底、経済評論家だったり横浜市議だったりする人物のそれとは思えないシロモノである。
そこでは「てにをは」や用字法や構文がメチャクチャであるのみならず、「自分にはそれほどの罪・咎はない筈ですよ、でしょう?」みたいな醜悪な言い訳と阿りと言い逃れの自分可愛さしか見えない。

その言葉の不自由さを容赦し、思いっきり「寄せた」解釈で考えてあげても、彼は —
・「経済評論家」といってもピンからキリ、私はそれほど経済/政治について自身のヴィジョンに自信を持ってるわけじゃないですよ(笑いながら)
・樋渡さんについては、そんなに真剣に調べも読みも考えもしてなくて、海外のうまくいってる地方都市なんかの成功例に続くような市に武雄市や横浜市もなれるんじゃないかとちょっと思っただけで、樋渡さんの政治思想/政治ヴィジョン/人柄などを全面的に支持したり尊敬したりなんかしてるわけじゃないっすからね?(笑いながら)
・ロクに真剣になることもなく橋下(徹)さんや樋渡さんを「こりゃ面白い動きだ」とばかりにミーハー精神で応援してましたが、今は功と罪、両方を冷静に知的に見ていますよ、私を悪辣な政治屋みたいに思い違いしないでくださいね(笑いながら)
・あなたdemosthenesZさんだって、もし顔を合わせて1対1で話してみれば、この私平野和之が悪辣でも無能でも幼稚でもなくちゃんとした人間だと判ってくれる筈ですよ(笑いながら)
とでも言わんばかりに終始、自己弁護と言い逃れ — 「何でもかんでも無謬の神のように真実を知れるわけないじゃないですか」式の言い逃れをし、その上なぜか私に「容赦して笑って握手してのサヨナラ」を期待するかのような馴れ馴れしいカジュアル口調で何かを語っているつもりなのである。


なぜ、そんな人が — 自身の政治的ヴィジョン、なんならそこまでいかないとしても政治/社会/経済的視点からの分析的言説にすら自信を持てない人が、選りにも選って「政治家」「市議」として立候補したり市議を務めたりしたのだろう?
最初から「経済評論家」として自由で幸福な生を送っている限りにおいては、その「政治的」感覚/態度/姿勢を批判/非難されたりする必要もないというのに?
なぜ、横浜市にせよ神奈川区にせよ議会/行政の当り前にこなすべきことだけでも常に山積みだろうに、わざわざ選りにも選って佐賀県武雄市のような小さな街の、評判芳しからぬ首長をニッポンのミライを背負って立つヒーローか何かのように持ち上げて、そのおこぼれに与ろうとしなければならないのだろう?


さあ、もういいだろう。
リバタリアンもしくはリバタリアニスティックな観測者は、「政治」がこのように、政治ともっとも縁遠く政治にもっとも向いていない人間たちの手によってデタラメな収奪・詐欺行為/権力交換ゲームの場となっているのを激しく憎み蔑み容赦しない。
今回の元市議:平野和之氏は、美麗なおためごかしの下にデタラメな政策ヴィジョンもしくは幻想だけを武器に、横浜市民の税金を4年間無為に食いつぶし、次の4年は逃がしつつも潤沢なカネと世評を獲得し「逃げ切り」を決めた — それでいい、構わないというのなら横浜市民や神奈川選挙区有権者はそもそも「政治」に端っから興味がないということなのだろう。
もちろん「政治」は、興味があろうとなかろうと、国民/住民から税金を取るのをやめたりはしないのだが。









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プロフィール

Author:demosthenesZ
第一にリバタリアン、ある意味リベラル、ある意味左寄り。
全体主義と衆愚政治がいちばん嫌いだから、です。
twitterでも@demosthenesZ

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