ものすごくゆっくりと、でも確実に

私の嫌いな県議、牙を剥き出しにした水野ゆうき氏 — リバタリアニズムの事例研究#1.72

2015.09.15
さて、 前回エントリ の「#1.71」から途中の時系列を大きくすっ飛ばして、とあるリアルタイム進行中の1トピックに絞って送る今エントリ。
ゆっくり着実に順序を追って、というのではラチが明かない局面がひとつ出てきたので、今回はそこに絞って時事的エントリとしてみる。
本来、私はこのブログで、個別/一時/事実的なことをわざわざ語るのが好きではなく、理論/論理/原理/原則的なことを、2年後10年後20年後にでも読まれて益あることを書いていきたいと思っているのだが、実際に「今そこにいる」危険な政治家や政治現象を放っておくのでは理論も台無しだと思うから。
そして大事なことは、これを読むあなたが、水野ゆうき千葉県議をどう観てプロー/アンチ側につくかなんてことではなく、「おもて」に表れる際の事象の見え方と実際の「内側」で起きていることは往々にして異なり、政治や政治家を見る時には「おもて」だけを見ていては何も見ていないのと同じ、むしろ間違いに加担しかねない分もっと悪い、ということだ。
いつものように私は、「水野ゆうき氏は悪い政治家だ!」というふうにあなたを誘導するつもりはさらさらなく、すべてはあなたが何をどれだけ読んで調べて考えるかに懸かっている。



前回エントリを物した2015年8月17日には既に「動き出して」いた今回の時事的トピックの一連、端的な発端は『週刊ポスト』2015年7月10日号&そのウェブ・ニュース版にある。
私はそれらをソースとして挙げるほど信用してはいないのでここでは端折るが、簡略化して言えば「水野ゆうき氏が県議選の時期に、故人の名前を推薦人として公選ハガキに載せていた。公職選挙法に触れるのではないか」というものだ。    ※1

ある/ない/1枚だけあったかも/証拠を出せ式のチマチマした経緯を経ての次の動きは、水野氏による「法的措置」と、対する「公開質問状」であった。
何がどう裁判に持ち込まれるか・誰が何の件で有罪なのか、みたいなことを遥かに超えて重要なのは、この「合戦」の含む意味とダイナミクスであり、私/このブログは、ここにこそリバタリアニスティック政治批判意識の対象を見出だす。
選挙ハガキ問題で福嶋前市長が水野ゆうき県議に公開質問状! - 我孫子市議会議員 早川真の一筆啓上  2015/08/05の記事

登場人物は主に4人。
・水野ゆうき 元 我孫子市議 現 千葉県議(我孫子市選挙区選出) 
・早川真 我孫子市議(社会民主党)
・福嶋浩彦 前 我孫子市長(〜2007年1月24日) 現 中央学院大学教授(地方自治)
・福嶋氏の亡くなられた夫人

対立の図式は
水野県議 対 我孫子市議会側
と考えていい。
千葉県民でも我孫子市民でも、自民党・社民党支持者でもない私に言わせれば —
・早川市議個人を名誉毀損で告訴するのみならず、我孫子市(議会)併せて、発言取り消しの仮処分への民事訴訟まで起こす意味はどこにあるのか
・自身で「政治の師匠 ※2」と公言していた福嶋浩彦前市長を「自分の味方をせず、大きな対抗陣営に与することにしたひとつの大きな勢力」のように仮想敵扱いする水野氏側にどんな理があるのか
・すべての「逆風」・反対言説・批判を、若年・女性・無所属・無党派の市議/県議/政治家である自分への「旧来の政治的大勢力」「政界マジョリティ」からの圧力であるかのように採りあげ大キャンペーンを張るパフォーマンスこそが、佐賀県武雄市前市長:樋渡啓祐氏に師事する水野ゆうき氏という政治家の問題ではないのか
ということが少なくとも言える。



正直言って私は、そうした公選ハガキが1枚あったのか10枚あったのか0枚あったのかにさほど興味がない。
また、こうした訴訟沙汰はいつのまにか取り下げ等で公には何事もなかったかのように消えてしまうことが往々にしてある。
もちろん早川真市議が純然たる「でっちあげ」で騒いだのだとしたら悪質な行為として罰されるべきとは思うが、この騒動の初動で、水野氏は"そう誤解されるようなものもチェックしてみると1枚あったかも"云々を自身でも控えめに報告しているのだ — ウンザリしているのでそのソース探しはむしろ氏の「ファン」に任せ、私は次のように言うにとどめておこう ー
・「味方」がそんなハガキを受けとっていたら、その人は水野氏に「不利な証拠」を「敵方」に差し出すだろうか
・「自分陣営で確認チェックしたら微妙なものも1枚あった」みたいなことを、「外」から見る人がどうして前もって予見できるだろうか。「外」から見れば、そんなハガキが10枚100枚あったとしたら、と公職選挙法上の不安・不審を感じて当然だろう
・水野氏がそこはかとなく示唆しているような「自分を陥れる巨大な陰謀」みたいなものを声高に主張するのではなしに、なぜ氏は早川真氏1人と1対1で争わないのだろうか。なぜ氏は師匠だった筈の福嶋浩彦氏をも敵に寝返ったにっくき仇のようにもろともに糾弾しなければならないのだろうか。なぜ氏は我孫子市議会をも並べて「全員グルだ、会議内容を削除しろ」みたいに、「上から下」へ恫喝的に命令するような、県議の本分を逸脱するような無茶な出方をする必要があるのだろうか
知らない人はこの機会にググって知ってみるといいが、「蓋然性」「オッカムの剃刀」から考えてみれば、「巨大な陰謀」を想像してみるよりは1人の政治家の奇妙な思惑を想像してみるほうが遥かに容易く合理的なのだ。



思わず知らず長くなったが、水野ゆうき氏の言動・政治姿勢への疑問・不審はこれだけにとどまらない。
この「『法的措置』と、対する『公開質問状』」問題、実はもっと見え難くももっと広範にわたる — つまり私やあなたのような「一般」の、住民・国民にもより直接に関わる問題点をも持っているのだ。
次回「#1.73」に続けよう。



※1
前回の「キャッシュ云々」でも述べたが、私は信用/応援してもいいと思えない物/者に「追い銭」「投げ銭」をくれてやることを不自由で愚かな精神の為せるわざと考える。
『週刊ポスト』は3流オヤジ週刊誌ながら例の「樋渡/武雄問題」では気を吐いているが、当該の記事は扇情的な低質さを併せ持ち、到底リンクを張りたくなるものではない — 「『美人すぎる』千葉県議に公選法違反の疑惑浮上 当選無効も」で各自調べていただこう。

※2
佐賀県武雄市の前市長:樋渡啓祐氏やその「お仲間」政治家に常に言えることとして、「都合の悪い発言(記載)は削除してなかったことにする」があるので不毛にも感じるが、「私の師匠」の一例を示しておこう。
我孫子市議会議員 水野ゆうき公式ホームページ|志と理念 (ウェブ魚拓)
下部「水野ゆうきを政治へと導いた4人の師匠 - 政治の師匠」欄









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2015/11/17 12:14|by -|編集
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第一にリバタリアン、ある意味リベラル、ある意味左寄り。
全体主義と衆愚政治がいちばん嫌いだから、です。
twitterでも@demosthenesZ

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