ものすごくゆっくりと、でも確実に

政治家のウソと詐欺師の商売を支える感動ポルノの送り手メディア

2017.06.22
いまや、ほとんどの大新聞やTV局は、安倍自民の大本営発表をアメやムチや「忖度」から下請けする御用業者となっているというのは多くの人の同意するとこだろう。
新聞やTVで少しはマシな報道特集や評論が観られるとしたら、それは独立性のまだ高い人物やチームによるギリギリのなけなしの誠実な奮闘によるものであろう。
残念なことにそうした骨のある、リテラシー高い報道はますます減ってゆく一方であり、逆に国民/住民を「飼い慣らす」のに役立つ一見感動的なでっちあげ話 —「感動ポルノ」は勢いを増すばかりである。



別宅ブログのエントリ:
「樋渡系」のヴァリエーション:「座間宮系」が世に蔓延る — リバタリアニズムの事例研究#4.3
で採りあげた、富山市のホメオパス市議:上野ほたる/上野蛍氏 @uenohotaru のようなトンデモ候補/トンデモ市議は、本来ならホメオパシーにハマっている少数の「ママさん」や、座間宮ガレイ氏のような選挙ゴロにしか支持されまい。
ところが先日、マヌケな田舎のオヤジ(10代から90代まで、男女問わず)たちの手慰み御用達TV局:NHKによってこのトンデモ市議が「市政に新風を吹き込もうと、特定の地盤を持たない、育児中の若い母親も立候補した」として感動的に持ち上げられるという事態が出来してしまった。

http://www4.nhk.or.jp/mokugeki-nippon/x/2017-06-11/21/28574/1077266/
目撃!にっぽん「市民の選択~議員に何を求めるのか~」- NHK
17/06/11放送

日本全国の100や200を超える大小様々なメディアがあの樋渡啓祐氏を日本を救う不世出の天才政治家と持ち上げたように、トンデモ履歴を隠蔽して当選したこのトンデモ市議:上野蛍氏を、日本のすべての女性、日本のすべての母親・主婦を代表する人類史上でも稀に見るほどにすんばらしい政治家であると、大本営NHKのお墨付きの許に、これからありとあるメディアが持ち上げ始めるのであろう — 手広いホメオパス事業で月収60万は下らなかったであろうこの人物に、これからは労せずとも月150万そこらがお布施のように投じられよう。
特定の地盤を持たない
育児中の若い母親
市政に新風を吹き込もうと
何らかのカネや利権で繋がっているか、トンデモ洗脳を既に受けているか、何も考えず無責任に感動ポルノを作り上げようと日々あくせくしているかでなければ、これほどのトンデモ報道を為すことはそうそうできるものではあるまい。



例によってリンクこそしないが、2016年11月6日の富山市議補選、そして2017年4月16日の富山市議選の際には、ウェブサイト:『やや日刊カルト新聞』が入魂の2エントリによって上野蛍市議/候補の悪辣・不誠実な経歴隠蔽行為と問題行動への批判を公に披露している。

16/11/11
http://dailycult.blogspot.jp/2016/11/blog-post_11.html
やや日刊カルト新聞:富山市議選でホメオパシー系活動家が当選=上野ほたる氏、ブログ削除で逃亡

17/04/15
http://dailycult.blogspot.jp/2017/04/blog-post_15.html
やや日刊カルト新聞:素性隠蔽で当選のホメオパシー活動家、再び富山市議選に=明日投開票

これらの記事を「真偽定かならぬ、どこかの誰かの零細メディアの言うこと」と撥ねつけようというからには、そこに書かれた文言の事実性を他ソースにあたって肯定/否定せねばならず、そして蓋然性計算上「肯定」に傾いたからには、これらの記事を比較的確度の高い情報ソースとして扱うべきだろう。
NHK、そして朝日新聞(※1)は、そうしたことをいっさいやっていないと考えざるを得まい — それらは、分かりやすく感動しやすい絵図に乗っかり、上野蛍市議が「公式に」発信していることだけを唯々諾々と鵜呑みにしているのである。
「感動ポルノ」ほど手間も経費も知力も要らず「ウケが良い」コンテンツはそうないのだから、と。



悪辣な者たち、無明の者たちの「囲い込み」が如何に進もうと、希望は常に個人個人ひとりひとりの自由な知への志向と可能な努力にあり、そしてそれ以外にはどこにもない。
今回の「発見」は、ツイッター・アカウント「とらを」さんの以下の17/06/11のツイートに因った。

https://twitter.com/tora0san/status/873652200702066688
NHKでホメオパシー活動家だった上野ほたる富山市議をヒロインに仕立てたドキュメンタリー流している。うわー。ネットで何も調べないんかNHK富山放送局。ヤバイと言われてるのに(日刊カルトでネタになるってことは本物やんか)

「小学生の母」で「食べ物と本(評論や小説、エッセイなど)が好き」だといういち市民のこうした発信は、少なくともNHKのそれよりは幾倍も優良であろう。



※1
17/04/17の記事
http://www.asahi.com/articles/ASK4K156RK4JPTIL01N.html
http://archive.is/NWIGM(ウェブ魚拓)
"返金の自民議員も当選「責任肝に銘じたい」 富山市議選:朝日新聞デジタル"
ご丁寧に写真まで載せて、推す気満々であるのが伝わる









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Author:demosthenesZ
第一にリバタリアン、ある意味リベラル、ある意味左寄り。
全体主義と衆愚政治がいちばん嫌いだから、です。
twitterでも@demosthenesZ

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